今日の宅建問題【第2編】

お仕事に活かせればと、毎日少しずつ解いている宅建問題を、ブログで公開しています!

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【共有】

第44問
A,B及びCが、建物を共有している場合(持分を各3分の1とする。)に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

①Aは、BとCの同意を得なければ、この建物に関するAの共有持分権を売却することはできない。

②Aは、BとCの同意を得なければ、この建物に物理的損傷及び改変などの変更を加えることはできない。

③Aが、その共有持分を放棄した場合、この建物は、BとCの共有となり、共有持分は各2分の1となる。

④各共有者は何時でも共有物の分割を請求できるのが原則であるが、5年を超えない期間内であれば分割をしない旨の契約をすることができる。

※答えは下部に記載します。

第45問
A・B・Cが、持分を6・2・2の割合とする建物の共有をしている場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

①Aが、B・Cに無断で、この建物を自己の所有としてDに売却した場合は、その売買契約は有効であるが、B・Cの持分については、他人の権利の売買となる。

②Bが、その持分に基づいて単独でこの建物全体を使用している場合は、A・Cは、Bに対して、理由を明らかにすることなく当然に、その明渡しを求めることができる。

③この建物をEが不法占有している場合には、B・Cは単独でEに明渡しを求めることはできないが、Aなら明渡しを求めることができる。

④裁判による共有物の分割では、Aに建物を取得させ、AからB・Cに対して適正価格で賠償させる方法によることは許されない。

※答えは下部に記載します。

 

 

 

 

 

【答え】

第44問の答え

①誤り:共有物である建物全体を譲渡する場合は共有者全員の同意が必要だが、自分の持分だけを譲渡する場合は他の共有者の同意を得る必要はない。※引っかかりやすい

②正しい:共有物の変更行為を行うには、全員の同意が必要である。

③正しい:共有者のうちの1人が持分を放棄すると、その放棄された持分は他の共有者のものになる。Aが持分放棄するとBとCの持分がそれぞれ2分の1ずつになる。

④正しい:共有者は、5年を限度として共有物の分割を禁ずる特約(不分割特約)を結ぶことができる。

よって、この問いの正解は①です。

第45問の答え

①正しい:他人のものを勝手に売る契約も有効となる。ただし、B・Cの持分が買主のものになるわけではなく、買主はAに「B・Cの持分を早く買い取ってきて」と要求できるだけ。

②誤り:3人とも建物の持主だから、A・CはBに「自分たちにも使わせろ」とは言えるが、「出て行け!」とは言えない。

③誤り:不法占有者に明渡しを求めるのは保存行為だから各自単独でOK。相手は悪者なので、追い出すのに持分は関係ない

④誤り:分割と言ってものこぎりで切るのではなく、売ったお金を持分に応じて分ける。買主は他人でなくAでも構わないため、AがB・Cの持分相当額を賠償する、という方法になる。こういう方法も許されている。

よって、この問いの正解は①です。

 

第44問はすっかりひっかかってしまいました・・・
①にある、「共有物である建物を売る場合」では、自分の持分とはいえ3人で共有して持っている建物だから勝手に3分の1だけ売却したらダメなのかと思いました。
建物を3つに切って売るわけではないので、自分の持分の「権利を譲渡」すると考えたら可能なんですね。
難易度が『簡単』に分類されている問題だったので、しっかり復習します・・・
chieko.miniチエコ